寝たきりのマッサージ

寝たきりの高齢者とマッサージ

日常生活の出来ない寝たきりの高齢者は血液循環が悪く細胞に栄養が行き届かないため床ずれ(褥瘡)を起こしやすいですね。運動不足により筋肉は萎縮し関節が拘縮、腸も動かなくなり便秘になりやすいです。寝たきり高齢者へのリハビリ運動も限界があるのでマッサージや関節運動はとても重要です。介護が大変な状況かもしれませんが、身体の痛みが出る前にマッサージをしてあげる事はとても意義のある事だと思います。

優しいマッサージと関節運動

寝たきり高齢者のマッサージはあまり力を入れすぎると、皮膚や皮下組織に無理な負担がかかり逆効果です。優しくゆっくり行いましょう。優しく撫でてあげる事で皮膚や皮下組織が温まり、毛細血管も拡張して血行が良くなります。心臓に向かってマッサージする事も良いですが、あまりこだわらなくても良いです。手のひらで温めながら行うイメージでマッサージしましょう。関節運動も優しく行います。老化と運動不足でどうしても骨がもろく骨折しやすい状況です。無理のない範囲でゆっくり関節を動かしてあげましょう。体に血がめぐり活性化するのでとても喜びますよ。