トリガーポイントと指圧

トリガーポイントとは、関連域に痛みが現れる圧痛点(圧迫により痛むポイント)の事です。

圧痛点は1843年にベルリンの内科医(Robert Froriep)により報告され、それがトリガーポイントの原点だと言われています。

トリガーとは引き金という意味で、トリガーポイントを刺激すると関連する部位に痛みが現れます。

これを関連痛と言います。

トリガーポイント(圧痛点)と関連痛部位は、同一の脊髄分節を通る神経なので、脳が勘違いをして痛みが現れると考えられています。

筋肉の関連痛と同様に、内臓に病変がある場合も、関連部位の体表が敏感になったり、痛みの出る事があります。

トリガーポイントへの指圧は、本人が日頃から自覚している痛みや隠れた痛みも見つけられる事があります。

指圧をされると他の場所に響くような感覚は多少痛みを伴いますが、後になってとても楽になるので大変喜ばれています。