マッサージ

マッサージとは、主に静脈血やリンパ液の滞りを促し、筋緊張を和らげるために用いられる手技療法です。

マッサージは紀元前のヨーロッパが起源と言われ、医学の父と言われたヒポクラテスというギリシャの医師もマッサージを推奨していました。

医療従事者であれば誰もが知る人物です。ギリシャはスポーツが盛んで、現代と同じような目的で筋肉をほぐしたり、怪我の予防やリハビリに活用されていたようです。

マッサージは16世紀頃からヨーロッパでさらに発展し、明治時代にフランスから日本に伝わりました。

紀元前に発祥してから二千年以上経ってようやく日本に伝わったということですね。日本には江戸時代より「あん摩」というマッサージに似た中国発祥の手技療法がありました。

マッサージは求心性に(指先から心臓に向かって)行うのに対し、あん摩は遠心性に(心臓から指先に向かって)行います。

あん摩はマッサージと同じように健康維持増進の為に用いられていました。

マッサージの簡単な分類として軽擦法、圧迫法、揉捏法、叩打法があり、対象の部位や症状に応じてマッサージを行います。