関節運動・関節モビリゼーション

関節運動とは、関節可動域の範囲内で行う運動です。

関節は骨、関節軟骨、関節円盤、関節包、滑液等で構成されています。

また関節の種類(球関節や蝶番関節など)、関節の回転軸(一軸性、多軸性など)、関節の運動(屈曲伸展、内外旋、内外転など)と各関節には特徴があります。

関節運動を行う場合、このような構造や働きを理解しながら可動域を広げていく必要があります。

関節の副運動(転がり、滑り、回転など)を改善して、可動域や痛みの軽減を目的に行う関節モビリゼーションという手法もあります。

リハビリの現場においては、筋力の強さに応じて関節可動域訓練(ROM)を行います。

関節可動機訓練には自動運動、他動運動、自動介助運動があり、自分の力だけで行ったり、介助してもらいながら関節の筋力増強を行います。