リハビリ期間の打ち切り
リハビリ期間とは
脳卒中や脳梗塞を発症して急性期病院に2週間ほど入院して早期にリハビリをします。その後は回復期リハビリテーション病院においてリハビリが始まります。
回復期リハビリテーションでの医療保険によるリハビリは、標準的算定日数というリハビリ日数の上限があります。
リハビリ期間は病気の内容によって変わります。
- 脳血管疾患等リハビリテーション(180日)
- 運動器リハビリテーション(150日)
- 心大血管リハビリテーション(150日)
- 廃用症候群リハビリテーション(120日)
- 呼吸器リハビリテーション(90日)
医師の判断で延長する事もできるようですが、改善の見込みがなければ期間内でリハビリは終了、打ち切りとなるようです。
リハビリ期間が終了してしまったら。
まだ腕や足に麻痺があるのにリハビリ期間(回復期)を打ち切られると家族の方も不安でしょう。保険範囲でのリハビリとなると制限がかかるのは仕方がありません。
ただ何もしないでいると麻痺した腕や足の関節は固まってしまい、伸ばしたり開いたりするのが困難になります。手をグーにしたまま爪が手の平に食い込んだりする方も多いので可哀そうです。
回復期リハビリテーションが終了したら生活期(維持期)のリハビリテーションを活用しましょう。
介護保険のリハビリ
生活期(維持期)リハビリは自宅で受ける訪問リハビリ、通って受ける通所リハビリ、施設に入所して受ける入所リハビリがあるようです。
主に介護保険での利用になるようですが、やはり保険適用なので時間に制限があったり、リハビリ担当者が多くを担当するのできめ細かなリハビリを受けられないと言った事も耳にします。
できる範囲で動かそう。
せっかく理学療法士さんや専門スタッフの方にケアしてもらったのに、関節の拘縮や筋肉の萎縮が進んでしまうと、元気に暮らす事ができません。
リハビリサービスだけでは物足りない場合は家族による関節運動も必要です。できるだけ毎日数分動かしてあげましょう。
不安があるようでしたら当院でもお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。