膝が固くて痛む

膝が固い。

疲労や運動不足、冷えなどから膝の周りが固くなったり、過去に関節炎や靭帯損傷の経験がある、変形性膝関節症になっている等、筋肉や靭帯に異常があると膝の可動域が狭くなります。膝が伸びなくなったり、正座もキツくなります。固いまま運動しようとすると炎症を起こし、膝の痛みによって続ける事が出来ません。

膝の周りを鍛えてほぐす。

膝の関節が固いまま長時間無理な動作をする事で関節軟骨に傷がつき膝関節は悪化します。痛みが無いからといって膝が固いままの急激な運動は避けましょう。常に重たい体重を支えている膝の関節は、主に太ももの前面の筋肉(大腿四頭筋)によって支持されています。また膝のお皿(膝蓋骨)は大腿四頭筋に包まれていて、筋力が弱くなると不安定になり、これもまた痛みの原因になります。まずは膝に負担がかからないよう、椅子に座ってゆっくり膝の曲げ伸ばし運動を行い大腿四頭筋を鍛えましょう。次にストレッチです。立った状態もしくは膝を伸ばして座り、上半身を前に倒して前屈しましょう。足の後面(ハムストリングから膝の裏側)をしっかり伸ばします。回数は少なくて良いので毎日習慣付けて行うと膝関節の痛みや拘縮、転倒の予防になります。運動の前後に膝の周りをマッサージしておくと効果的です。

運動ができない場合は

高齢者や寝たきり、心臓病、脳梗塞等による麻痺のある方などは自主的な運動は困難ですね。また普段忙しくてなかなか運動ができなかったり、一人で行うにしてもイマイチよく分からない事もあるでしょう。そのような場合は当院へお気軽にご相談下さい。関節周囲のマッサージやストレッチ運動を行い、関節の拘縮や筋肉の萎縮の改善・予防のお手伝いをいたします。訪問マッサージもありますのでご活用下さい。