高齢者の一人暮らしと訪問マッサージ
高齢者のひとり暮らし
ひとりで暮らす高齢者が増えています。この辺りでは多摩ニュータウン、当院のある八王子市でも独居の方が多く見られます。「老老介護で苦労している」「親の一人暮らしが心配」といった家族の悩みも多いですね。
親の一人暮らしが心配
私の母親は好んでひとり暮らしを選んでいますが幸い健康ですし近くに住んでいるので安心です。しかし親が遠くに住んでいて離れて暮らしている場合は、急に倒れた時の事を考えると不安になりますね。
よくある家の中での事故
住宅での転倒をきっかけに寝たきりになってしまうと大変です。私が訪問マッサージをしていて、よく耳にするケースは、
- ちょっとした段差に引っかかって転倒。
- 高いものを取ろうとして転倒。
- 尻もちをついて腰椎圧迫骨折。
- 転倒して股関節を骨折。
- 車椅子から落ちて頭を打った。
- 脳梗塞等による病で倒れ発見が遅れた。
などがあります。老化すると言うことは、いろんな機能が落ちると言う事。本人もそれは自覚しているが、どうすれば良いのか分からない。まぁなんとかなる、と油断している方はいませんか?
訪問マッサージの役割
若い人とは違い圧倒的に運動量の少ない高齢者は、筋肉量が少なく関節も固まりやすいので、転倒リスクや血液循環が悪くなります。高齢になると体操や運動を積極的にやるのはどうしても難しくなります。そんな時は訪問でマッサージや関節運動をしてくれるサービスが有効です。関節の可動域が大きくなれば、いざという時の怪我の予防、血流障害の回復に役立ちます。もしこの様な問題を抱えているのであれば、手遅れになる前に、訪問マッサージを検討されてみてはいかがでしょう。